
自社のホームページから、毎月ほとんど問い合わせが来ないと悩んでいませんか?
待てど暮らせどお問い合わせの通知が届かない…「Webサイトがちゃんと機能していないのでは…?」と心配になってしまいますよね。
「もっと広告を出さなきゃいけないのかな」「それともうちの商品に魅力がないのだろうか…」そうやって思い悩み、誰に相談していいかも分からずにため息をついてしまう気持ちは、本当によく分かります。
しかし、落ち込む必要はありません。もちろん商品やサービスの魅力も大切ですが、実は、サイトを訪れたユーザーが最後に通過するお問い合わせボタンの周辺にある、ちょっとした使いにくさや不親切を直すだけで、状況は大きく改善するかもしれません。
この小さな原因に気づかないままサイトを放置してしまうと、せっかく興味を持って訪れてくれた見込み顧客を、毎月何十人も逃し続けることになり、非常にもったいない損失を生み出してしまいます。
何百万円もの費用をかけてデザインを新しく作り直す必要はありません。今あるホームページをちょっと修正してあげるだけで、問い合わせの数は増える可能性があります。
この記事では、費用と時間をできるだけかけずに、Webサイトを改善するための4つの方法を解説します。自社のホームページを、安定して売上を運んでくれる営業マンへと生まれ変わらせたい方は、ぜひ読み進めてみてください。
この記事のゴール
この記事を最後までお読みいただくことで、以下の状態を目指します。
- なぜ、ホームページから問い合わせが来ないのか、その根本的な原因が分かります。
- 費用を1円もかけず、30分で自社サイトの問い合わせ数を増やす4つの即効テクニックが身につきます。
- 直した効果を数字で確かめ、確信を持ってサイトを改善し続けるための簡単な検証方法が手に入ります。
ホームページを作り直さなくても問い合わせは増やせる

「ホームページからの問い合わせを増やしたい」と考えたとき、多くの人がまず予算をかけてサイトを丸ごと作り直すことを想像してしまうかもしれません。
しかし、高額なリニューアルをしなくても、現在のホームページのまま問い合わせを増やすことは十分に可能です。
大切な予算と時間を無駄にしないために、まずはどこを優先して直すべきなのか、その基本を整理しましょう。
① 見た目のデザインを綺麗にするよりも大切なこと
問い合わせを増やすために本当に必要なのは、見た目のデザインを新しくすることではなく、「ユーザーが迷わずに申し込める使いやすさを整えること」です。
ユーザーが問い合わせをするかどうかを決めるのは、デザインの美しさそのものではなく、自分の悩みを解決してくれる安心感や、次に何をすればいいかが分かりやすいか、という点だからです。どれだけ最新の流行に合わせた綺麗なデザインにリニューアルしても、文字が小さくて読みにくかったり、申し込みの方法が複雑だったりすれば、ユーザーは途中で諦めて帰ってしまいます。
綺麗さよりも、迷わせない親切さ、を整えることが先決です。
② 最も効果が出やすいのは、お問い合わせボタン周辺
少ない時間と労力で最も早く成果を出したいのであれば、サイトの入り口ではなく、最後のお問い合わせボタンや入力フォームの周辺から改善を始めるのが最も効果的です。
お問い合わせボタンの近くまでページを読み進めてくれたユーザーは、すでに自社の商品やサービスに強い興味を持っている、最も成約に近い見込み顧客だからです。この、あと一歩で申し込んでくれるはずのユーザーが感じている小さな不安や面倒くささを取り除いてあげるだけで、全体の問い合わせ率は上がります。
【即効施策】費用ゼロ・30分でできるWeb改善4つ

ここでは、費用を1円もかけず、30分あれば自社で今すぐ実践できる4つの即効施策をご紹介します。
① お問い合わせフォームの入力項目を削る
問い合わせフォームの入力項目を2つか3つ削るだけで、ユーザーの離脱を防ぐことができます。
特に、スマートフォンで文字を入力する作業は、ユーザーにとって私たちが想像している以上に面倒で強いストレスを感じるからです。項目が1つ増えるたびに、入力を諦めて帰ってしまうユーザーが増えていくため、最初の問い合わせ段階では、連絡を取るために最低限必要な情報だけに絞り込むことが鉄則です。
フォームの必須項目として設定されている項目を、思い切って削除するか任意(空欄でもOK)に変更しましょう。お名前、メールアドレス(または電話番号)、ご相談内容、の3つ程度に絞り込むだけで、申し込みのハードルが一気に下がります。
② 送信ボタンの文字をメリットが伝わる言葉に変える
お問い合わせボタンのテキストを、押した後に得られるメリットの言葉に変えましょう。
ただ「お問い合わせ」と書かれているだけのボタンは、無意識に警戒心を強めてしまいます。ボタンを押すことで自分にどんな良いことがあるのか、を具体的に伝えることで、最後の一歩を踏み出す安心感を与えることができます。
お問い合わせボタンの文字を、「無料で相談してみる(30秒で完了)」や、「空き状況をカレンダーで確認する」といった言葉に変更します。これだけで、ボタンを押す瞬間の心理的な抵抗感を大幅に減らすことができます。デザインを変える必要はありません。言葉を少し書き換えるだけで十分です。
③ 最後のためらいを消す一行を添える
ボタンのすぐ上もしくは下に、ユーザーの不安を解消する安心の一言を添えることで、成約率を底上げできます。
ユーザーが一番迷い、ページを閉じてしまいそうになるのは、まさにボタンを押す直前の瞬間です。「しつこく営業されたらどうしよう」「高額だったらどうしよう…」といった最後のためらい(心のブレーキ)を、1行の言葉で外してあげましょう。
「無理な営業やセールスは一切行いません」「24時間受付中・キャンセルはいつでも無料です」「すでに累計◯名以上にご利用いただいています」といった一言を添えます。この一行があるだけで、ユーザーは安心してボタンをクリックできるようになります。
④ スマートフォン画面の最下部に追従ボタンを設置する
スマートフォンでサイトを見ているユーザーのために、画面の下部にずっとついてくる固定のお問い合わせボタン(追従ボタン)を設置しましょう。
スマホで縦に長いページを読んでいるユーザーは、途中で相談したいと思っても、ボタンが一番上か一番下にしかないと、スクロールして探すのが面倒になってそのまま帰ってしまいます。いつでも1タップでゴールへ進める親切な動線を用意しておくことで、せっかくの問い合わせのチャンスを逃さなくなります。
スマホ画面の最下部に、「お電話でのご予約」「LINEで無料相談する」「Web予約はこちら」といった固定のボタン(追従バー)を表示させます。WordPressの無料プラグインやテーマの設定機能を使えば、難しいプログラミングをすることなく、10分程度で簡単に設置できます。
【効果検証】アクセス解析ツール(Googleアナリティクスなど)で確認する

サイトの手直しが完了したら、最後に最も大切なステップが待っています。
それが、直したことで本当に問い合わせが増えたのかを、データを見て効果検証することです。
① フォームのコンバージョン率の変化を比較する
施策を実行した後は、サイト全体の問い合わせ率(コンバージョン率)がどれくらい上がったかを、アクセス解析ツール(Googleアナリティクスなど)で必ず確認しましょう。
手直しした効果が本当にあったのかどうかを、客観的な数字として確かめるためです。ボタンの言葉を変えたりフォームを削ったりしたことで、訪れた人のうち何%がお問い合わせに至ったかという数字を見ることで、その改善が正解だったのかを判断できます。
例えば、フォームの項目を削る前は、100人がサイトに来て1人しか問い合わせなかった(コンバージョン率1%)状態から、手直しした後は100人中5人が問い合わせてくれるようになった(コンバージョン率5%)とします。数字が改善したことを確認できれば、今回の手直しが成功したという確信が持てます。数字で成果を実感できるからこそ、次の改善にも進められるようになります。
② 修正前と修正後の数字を見比べる
Webサイトの文字や設定を変更したときは、必ず変更した日付を記録しておきましょう。
いつ手直しをしたかが分からなければ、数字が良くなったとしても、改善のおかげなのか、それとも偶然なのかを判断できなくなってしまうからです。変更前の2週間と、変更後の2週間のデータを比べることで、改善の成果を正確に検証できます。
例えば、10月15日にボタンの文字を変更したとします。そうしたら、10月1日〜14日(変更前の2週間)と、10月16日〜31日(変更後の2週間)のデータをGA4で期間指定して並べて見比べます。
まとめ:リニューアルの前に、かんたんな改修をしてみよう

お疲れ様でした!ホームページからの問い合わせが来ないと悩む方へ向けて、費用も時間もかけずに、成果を伸ばすための方法について説明してきました。
最後に、この記事の重要ポイントを3つに整理して振り返ります。
- いきなりデザインを作り直す必要はない
問い合わせが増えない原因の多くは、見た目の綺麗さではなく、ウェブサイトの使いにくさや不親切にあります。 - 4つの即効施策から手を付ける
「フォームの項目を削る」「ボタンの言葉を変える」「安心の一言を添える」「スマホの追従ボタンを置く」この4つを実践するだけで、問い合わせ率は変わります。 - アクセス解析ツール(Googleアナリティクスなど)で数字を確認する
修正前と修正後のデータを比較して、施策の成果を確認します。
自分自身の手でテストしてみるだけなら、30分もかかりません。ユーザーになりきって「この項目、本当に今聞く必要があるかな?」「ボタンの文字がちょっと冷たいかも」と感じた場所が、まさにサイトの改善ポイントです。
Webサイトの改善と聞くと、何か大掛かりなデザインの全面リニューアルが必要だと思われがちです。しかし、本質は違います。大改修をする前に、まずはすぐにできる小改修を実施してみましょう。
