ウェブデータドリブン


サイトを運営している場合、Googleアナリティクスを使用している方も多いでしょう。GoogleアナリティクスはユニバーサルアナリティクスからGA4に移行することがすでにアナウンスされており、今までページ単位で計測が行われていましたがGA4ではユーザー単位に変更されています。

このようなことから今までのように使えるのかが疑問視されています。

コンバージョン計測には事前設定が必要

GA4のレポートではスナップショット、リアルタイム、ユーザーやライフサイクルの4項目を確認することができますが、一番おさえなくてはならないのがユーザー属性と流入経路、セッションとスクロール数、クロスデバイスユーザーとなります。

設定からイベントへと進んで作成し、カスタムイベント名にコンバージョンの名前を設定しましょう。条件を決定したらパラメータ設定にチェックを入れ、コンバージョンとしてマークを付けるをオンにすると計測がはじまります。

新しくなったGA4はなれるまで少し時間がかかりますが、基本的にはアナリティクスであり、以前に比べてより高度なユーザー分析が可能になっています。

レポート作成にはLooker Studioが便利

注意点としては、GA4の探索レポートは最大で過去14ヶ月間しか保存することができず、コンバージョン率などレポートに必要な指標が一部表示できない点があげられます。そのため、前年度との比較やGA4の指標にない計算を行いたい場合などはLooker Studio(旧:Googleデータポータル)を利用することをおすすめします。

メリットとしては無料で毎日自動でデータが更新されること、時間をかけて毎月レポート作成をする必要がないこと、600種類以上のコネクタを使用し様々なデータと接続できることなどがあげられます。メール自動送信やPDFのダウンロード機能などもあり共有もかんたんです。

Looker Studioは一度テンプレートを作成してしまえば、その後は自動でデータを取得できますので大変便利です。ただしレポートの構成やデザインには多少の手間がかかりますので、そういった資料作成が苦手な方は外部に委託する方法も考えてみてはいかがでしょうか。

なお2020年に名称が「Googleデータポータル」から「Looker Studio」に変更されました。サービスそのものは変更がなく中身もGoogleデータポータルのままです。データモデリング機能のLookMLを使う場合は、別にLookerと契約をしなくてはならないので注意が必要となります。